土曜日の午後。人々が憩いと喜びのうちに平和なひとときを楽しむ間にも犯罪は起り、刑事たちからその休日を奪う。荒川土手に女のバラバラ死体が上る。死体は胴の部分だけ。そのうち対岸に両足が発見された。解剖の結果同一人物の胴と足であることが判明した。しかも被害者は三十歳前後の女、死亡推定日は三日前、死体は絞殺後切断されたこと、足の長さから身長は155センチ、卵巣の手術の跡等の事が同じく判明して…。
荒川に浮び上った女のバラバラ死体に端を発した恐るべき殺人。警視庁捜査一課の刑事達の血の滲む苦闘をドキュメンタリー手法により、強烈な迫力で描いた犯罪大作。
1959年/日本/85分
監督:村山新治 脚本:長谷川公之
キャスト:堀雄二、今井俊二、南廣、佐久間良子、小宮光江、浦里はるみ、星美智子