旅立ちの汽笛

あらすじ

17歳になったチンプは、兵役前のひとときを大いに楽しんでいた。タバコにお酒、バイクにギター。そして何より一番の関心毎は女の子。奥手のチンプにも遠くから想いを寄せる少女がいた。真夏の夜のダンスパーティー、初めてのキス、不器用な愛の告白。浮足立った毎日に、胸の鼓動は高鳴るばかり。しかし家では、父親が酒に溺れ、しびれを切らした母親は、ついに妹を連れて村を出てゆくのだった。

ストーリー

キルギスの雄大な自然の中、少年が、初恋や友情、父親との葛藤を経て、故郷の村を発ち、ゆるやかに大人へと成長してゆく。詩的で抒情的な原風景のもと、映像に寄り添う音楽も、多感な少年期を象徴するかのように、ビートの聞いたダンスナンバーからオーケストラを使ったシンフォニーまで多様に変化してゆく。

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