「拘束」:性的に満足できない女。彼女は子供を保育所に預けた足で、通いなれた緊縛師の元を訪れる。いつもの手順で縛ってもらい、女は何度もエクスタシーを迎え恍惚とした表情を浮かべる。しかし緊縛師がタバコを買いに外出してしまい、なかなか戻ってこない。女は吊るされたままになっていたが、その頃、緊縛師は交通事故で死んでしまっていた。
ふたりの気鋭の映画作家を監督に迎え、極限状態に追い込まれた女たちのエロスをスキャンダラスに描くシリーズ第2弾。緊縛をテーマに、独自のエロスを撮り続ける女流AV監督の安藤ボンが、女流緊縛師の荊子とタッグを組んだ「拘束」。『美代子阿佐ヶ谷気分』が各地で絶賛された俊英・坪田義史が、催眠術師に監禁されている女の苦悶を描く「催眠」の全2話をオムニバス収録する。
2006年/日本/100分 監督・脚本・編集:安藤ボン、坪田義史 キャスト:すみれ、荊子、佐藤るり、南裕