舞台は東京。地元での喧嘩が原因で町を出た勝利は、東京の場末の繁華街に流れ着き、成吉が経営する寂れたサロン・東京プレイボーイクラブに身を寄せる。一方、店のボーイの恋人・エリ子は、つまらない毎日に少しずつ疑問を感じていた。そんなある日、勝利が、地元のチンピラともめたことがきっかけで、とんでもない大トラブルへと発展。成吉とエリ子もその騒動に巻き込まれていく。
2010年、『青春墓場〜明日と一緒に歩くのだ〜』で、ゆうばりファンタスティック映画祭グランプリを獲得した奥田庸介。全世界から注目を浴びる新鋭監督が、大森南朋、臼田あさ美、光石研ら実力派俳優を迎え、弱冠24歳で完成させた異色のバイオレンス作。場末のサロンを舞台に、さ細なケンカが原因でとんでもないトラブルに巻き込まれる男女3人のてん末を、圧倒的な映像センスとリズム感で描く。
2011年/日本/96分
監督・脚本:奥田庸介
キャスト:大森南朋、臼田あさ美、光石研、淵上泰史、赤堀雅秋