濡れた髪を初めて見せてくれた君 #26

限られた時間の中でのななとの逢瀬。都内のホテルで会い、カラダの関係を交わすと、すぐに別れる大人の付き合いだ。いつもはそんなそぶりを見せないななだったが、今日だけは少し様子が違ったのだ。少し寂しそうな顔で「たまにはゆっくり旅行にでも行きたいな…。」普段は我がままを一切言わない相手の望みだけに、早速旅行に出かけることにした。とはいえ、一泊二日のちょっとした温泉旅行に過ぎないのだが…。それでもいつもとは違い、二日間一緒に過ごせるとあって、彼女のテンションは上がりっ放しで、旅館に着くなり「一緒にお風呂に入りたい！」とはしゃぐのだった。背中を流してもらったあと、彼女の美しいカラダを念入りに洗うと、広々とした檜風呂にゆっくりと浸かる。カラダを触りながらお湯をかけていると、今度は彼女からこちらの敏感な部分に手を伸ばしてくるのだ…。早速、お風呂の中でまず一発。そして、少し落ち着いた後、今度は艶やかな浴衣姿に着替えた君を、夜が更けるまで…否、夜が明けるまで、ゆっくりと、そしてじっくりと味わうとしようではないか…。

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