ひとりで暮らしながら大学院で研究に没頭している河嶋登(古泊明敏)の家に、思春期の妹・真美(川奈恵美)が引っ越してきた。両親の別居で離れて暮していた兄と妹は、母の死去を機に同居することになったのだ。10年ぶりの再会に、ぎこちない雰囲気が漂いながらも、真美は空き部屋を自分の部屋に決めて、荷物を整理しはじめる。まだバージンの彼女の胸は、かねてから憧れていた兄の端正なマスクにときめきを感じていた。そんな真美が高校に行っている間、いつものように恋人の今日子(椎名早苗)を家に呼んだ登は、ベッドでお互いの肉体を重ねあっていた。今日子の乳頭を吸い、股間の茂みを愛撫して、バックから挿入する登。大きな喘ぎ声をあげる今日子を激しく責める…。その日の夜、真美は同級生の由美(浅倉京子)を連れて家に帰ってきた。夕食を作っていた登を見て、由美は思わず「かっこいいい!」とつぶやいた。積極的な由美は、登に対してあれこれ質問を投げかける。そんな由美を見ながら、真美も悪い気はしない。洗面所に立った真美は、そこで今日子の落としていったイヤリングを見つけた。真美の胸に、どす黒い嫉妬の念が芽生える…。数日後、早めに帰宅した真美は、登の部屋から聞こえてくる今日子の喘ぎ声に足を止めた。いま、登が行っている行為を想像する真美。彼女は、自分がはっきり兄を愛していることに気がついた。事を終え、部屋を出てきた今日子に罵声を浴びせると、真美はそのまま玄関から飛び出した。驚いた登と今日子は、顔を見合わせる。制服のまま繁華街をふらふら歩く真美に、若いサラリーマンの山ロ(平松良康)が声をかけてきた。やけっぱちの真美は、そのまま山口とホテルに入る。制服を脱がされた真美は、山口の乱暴な愛撫に身をまかせた。ブラジャーを剥ぎとり、ういういしい乳房にむさぼり、木綿のパンティを引き降ろした山口は、荒々しく挿入した。ー瞬、痙聯したかのような真美は、激しいピストン運動に耐え続ける。シーツに、真美の赤い染みが拡がる…。翌日になっても、真美は家に戻ってこなかった。心配した登はあちこち立ち回り先を探すが、彼女の姿は見つからない。その次の日の深夜、帰宅した登は、部屋の暗がりの奥に人の気配を感じた。「真美…、帰ってきたのか?」 暗がりから現われた真美は、そのままゆっくり制服を脱ぎ姶めた。すべてを脱いで全裸になった真美は、何か喋ろうとする登のロをくちづけで塞いだ。いつしか、真美の裸身を抱きしめる登。そんな登も、「抱いて…」という真美の声で我にかえった。 「駄目だよ、真美」「何でよ? どうしてよ?」「俺たち、兄妹じやないか…」そんな言葉に傷つき泣き出す真美に、登はなすすべもなかった。翌日、真美はふたたび姿を消した。登は必死で真美の行方を追うが…。
出演:川奈恵美、椎名早苗、浅倉京子、古泊明敏、吉田力、平松良康、菊地宇宙、柿崎優里 監督:中川良平