アイドルになりきる力を養うために、少年ハリウッドはなぜか客室乗務員をテーマにした舞台『エアボーイズ』を公演することになった。そのレッスンのため、メンバーのミイこと富井大樹は、毎日門限ギリギリまで頑張りつつ帰宅を急いでいる。別れ際、笑顔で元気に手を振って行くその様子に、いつも楽しそうで親からも愛されているのだなと語り合うリーダーのマッキー、そしてカケル。日々続く舞台稽古の合間、マッキーは劇場の守り神であるミミズクのキャットを無理矢理しゃべらせようと必死になる。しゃべる気配がいっさいないキャットに対し「奇跡を起こそうぜ」としつこく話しかけるマッキーのくだらない張り切りに、他のメンバーたちはあきれるのだった。マッキーがキャットに対する熱い執着を発露させはじめた一方で、劇場にはある人物が訪ねてくる。それは、初代少年ハリウッドのメンバー、富井実だった。その姿を、特別な眼差しで見つめるミィ。同じ名字を持つこの二人の再会が、少年ハリウッドの過去と未来を繋ぎはじめる。