中学3年の夏休み、はじめと美雪はフドウスイミングスクールのプールにいた。ここは美雪が小学生の頃から通っているスクール。カナヅチのはじめは水泳大会に向け、美雪から水泳の指導を受けているのだ。そこに美雪と顔見知りの先生、早宮葵が現れる。丁度プールでは中学生の潮美波留、虹枝光世、水樹流奈が高飛込みの練習をしていた。美波留は飛び込み台からひらりと宙を舞ってプールに着水し、続いて光世も同じようにプールに飛び込む。はじめは美波留の方がきれいなジャンプだったと感じるが、全国有数のレベルを誇る水泳部がある不動体育大学付属高校への推薦を勝ち取ったのは光世の方だった。