捜査本部が、Lの建設したビルへと移動してから数日後―。月=キラだと断定していたLは、月と海砂を監禁した時の2人の様子からキラの力は人を渡っていくかもしれないと推理するが、何者かのキラが誰かを操り犯罪者を殺し、操られた者が捕まるとその能力を他の者に移し、記憶は抹消されるとするならば、自分がいくら命をかけて捜査をしても本物のキラは捕まえられないかもしれないと気を落とす。Lの落ち込んだ様子を察した月はLがヤル気を出すよう諭すが、Lの捜査意欲は一向に戻らない。自分がキラでなければ気がすまないというLの言い方に腹を立てる月と、月=キラでは事件は解決しないことに苛立ちを覚えるL。胸の奥に秘めていた言葉を互いに吐き出し、2人は初めて殴り合いの喧嘩をする……。