天馬と剣城の戦いは熾烈を極め、互いに絶対に負けたくないと激しくぶつかり合うその熱気に、スタジアムが大きく燃え上がる。ふたりに引っ張られるように、両チームは決勝戦に相応しい、熱く激しいプレイでぶつかり合う。その高まりに呼応するように蓄積されていくライフエナジーに、オズロックは満足げな笑みを浮かべていた。一進一退の攻防のなか、ロダンの策略により負傷してしまった井吹は、続けざまに迫る攻撃に、次第に動きが悪くなっていく。前半を終了し、自分の限界を悟った井吹は、ゴールを信助に託す。自分にゴールを任せてくれた井吹や天馬の想い…猛然と迫りくる剣城のシュート…腹を決めた信助の表情にもう迷いは無かった。止めろ信助! お前が最後の砦だ!!