日本映画初のカラー作品という国家偉業的作品にふさわしく、美しい風景の中、笑いあり、涙あり、風刺ありの盛り沢山で描かれている。 東京でストリッパーをしているリリィ・カルメンこと、おきんは仲間のマヤ朱実を連れて里帰りする。おきんと朱実の派手な服装と突飛な行動で村は大騒ぎ。おきんの父は熱を出して寝込んでしまう。しかし、カルメンもマヤも自分たちは芸術家であると信じているので“芸術のために”ストリップ公演をこの村で敢行。大成功を収めて意気揚々と東京へ帰っていく。
1951年/日本/86分
監督:木下惠介
キャスト:高峰秀子、小林トシ子、井川邦子、佐野周二、笠智衆