「俺はお前の仲間になることを諦めない」と、桜花に告げたタケル。しかし彼はある墓地を前にして、桜花が魔女を憎むキッカケとなった凄惨な出来事を知る。「他人がいれば私の復讐の邪魔になる―」桜花の瞳に宿る哀しみの深さに、タケルは思わず言葉を失ってしまう。しかしその瞬間、爆炎と悲鳴が街から噴きあがる。「さあ、見せてくれ。この平和な時代の終焉を、安楽の幕引きを!」。黒衣に身を包んだ幻想教団(ヴァルハラ)の幹部・ホーンテッドが、哄笑とともに呼び出したのは、伝説の魔法生物〈英雄〉(エインヘリヤル)アーサー・ペンドラゴン。〈英雄〉は、対魔導学園へと向かっていた……。