ハリウッド東京には、出待ちをするファンや、メンバーにプレゼントを渡すファンも出てきた。握手会もそれなりに盛況だ。嬉しそうなメンバーもいるが、違和感を覚えるメンバーもいるなど、新たな悩みをかかえはじめるなか、シャチョウがある企画を思いついたのだった。本人たちは元気に楽しくその企画に参加しているように感じるが、なぜだか顔がいつもと違う。これはやはり、この特別な企画のせいで本当は戸惑っているのか、慣れずに疲れているのか……。とにかく何か顔が違う。キラ、マッキーにいたっては、ファンと出くわしても楽しさが先立ったのか、ベンチから立たないというあり得なく無礼な状況だ。こうして、少年ハリウッドは色んな意味で新たな局面をむかえる気配のなか、トミーは脱法グッズについて語り、カケルだけは勅使河原の言いつけを守り、シュンは『MILK BOY』で新作のトレーナーを買っていた。これが嘘偽りない、今の少年ハリウッドである。