重金属酸性雨が降りしきる灰色の電脳メガロシティ、ネオサイタマ。そこに生きるフリーランスのニンジャ、シルバーカラス。本名カギ・タナカ。彼は「サイバーツジギリ」と呼ばれる闇ビジネスを生業としていた。己の身体が病魔に冒され、余命幾許も無いことを知ったカギは、ある日コインランドリーでひとりの少女と出会う。彼女の名はヤモト・コキ。他愛も無い会話。別れる二人。そこへソウカイヤの賞金首となった彼女を追跡し、ソウカイヤの刺客「ナッツクラッカー」が迫る。ナムサン! 「ソウカイヤ関係のニンジャか……面倒は嫌なんだよ」カギ・タナカはカタナを抜き、ヤモトを救うべくコインランドリーに引き返した。