体調の不調から、自らの「仕事」に支障をきたすようになった麻子。彼女の異変を肌で感じていた雄二は、彼女の負担を肩代わりすることで、自分の生きる意味を見いだせるのではないかと考え始めていた。雄二の意思を尊重しようとする麻子。しかし、ふたりを身近で見守ってきたJBは、自ら進んで暴力の世界に戻ろうとする雄二に、危うさを感じていた。雄二の身を案じて強く反対するJBだったが、そんな彼女を説得したのも他ならぬ雄二自身であった。そして、本格的な訓練を受けるため、麻子とともに渡米することとなる。初めて自らの意思で歩みはじめた新天地。しかしその道もまた、厳しく険しいものだった。