【第4話】
総務課に「ひとまず総務」という名で、社内の人間が困った時や、どこに相談すればいいのか分からない時の問い合わせ専用電話が新設されることになった。寝耳に水の雑用増加に、総務課のメンバーは当然のごとく後ろ向き…。結局、いちばん下っ端の英美里(武井咲)がこの専用電話のリーダーに任命されてしまう。
ヒロインの吉井英美里は、意欲、能力、向上心にあふれる上、若さと美貌をあわせ持った、一見すると幸せのパスポートを手にしたも同然の存在。しかし、“女性活用”は口先だけの旧体質な総務部に配属されたことで、彼女の持つものすべてがハラスメントの対象となってしまいます。
会社が英美里に求めるのは若さと美しさだけ。しっかり働きゆくゆくは役員になりたいという英美里の夢は、あっさり打ち砕かれます。一方で、ただ笑顔を見せるだけで頼みもしないのに男性社員からチヤホヤされる英美里は、あっという間に年上の女性社員の嫉妬の対象となってしまうのです。
若いから、きれいだから、それだけで煮え湯を飲まされることになった英美里。耐え忍ぶ日々にもついに限界のときが訪れます。堪忍袋の緒が切れた英美里が旧態依然とした会社に反旗を翻したとき、その先に待っているものとは…。
【キャスト】
武井咲、稲森いずみ、瀬戸康史、要潤、大倉孝二、内藤理沙、原幹恵、杉本哲太、吹越満、浅野和之、麻生祐未、竹中直人、風間杜夫、小泉孝太郎
【スタッフ】
原作:内館牧子著「エイジハラスメント」(幻冬舎文庫)
脚本:内館牧子
ゼネラルプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、浅井千瑞(MMJ)、神通勉(MMJ)
演出:田村直己(テレビ朝日)、小松隆志(MMJ)、藤田明二(テレビ朝日)
制作:テレビ朝日、MMJ