1604年、明代中国のとある街。ここを治めているのは、高度な武術の伝統を、それぞれの武器と型で守る名門四家。ここで新たな流派を開こうとする者は、四大道場に闘いを挑み全てに勝利しなければならない。ある日、この街に異様な長刀を携えた剣士二人が現れ、あっという間に道場の剣士たちを倒してしまう。二人はこの新たな長刀を使った究極の剣術道場を開くつもりだった。しかし彼らを受け入れたくない道場主たちは、その長刀を日本刀だと言い張り、二人を倭寇だと決めつけ、弓矢の大部隊に追わせる。一人は負傷し捕えられるも、もう一方の剣士は、外国女の踊り子が働く商売船に逃げ込む。船を包囲する四大道場の精鋭たち。踊り子の運動能力を見極めた彼は、武芸の達人でも扉の後ろから一振りで倒すことの出来る究極の棒術を彼女に伝授する。剣士を仕留めようと船に近づく武芸家たちを踊り子が棒術で翻弄する間に、彼は捕えられた仲間を救い出すべく船を脱出し街に侵入する。一方、長年世を捨て山に籠っていた四大道場の長老チウが、彼らの出現を知り、ついに街に下りてくるのだった……。
2011年/中国/110分/日本語字幕版
監督:シュ・ハオフォン
脚本:シュ・ハオフォン
キャスト:ユエ・チェンウェイ、ソン・ヤン、チャオ・ユエン・ユエン、マー・チュン