高校2年生の哲夫はケンカで傷を負い市内の病院に入院している。暇を持て余す哲夫だったが、偶然同じ病院に入院している舞子に出会う。舞子は生まれながらの難病を患っており、その影響で声を出すことができず耳も聞こえない。最初は戸惑っていた哲夫だが、舞子の持っていた音声補助装置やメモ帳を使い、文字を交わすことで心を通わせていく。お互いに淡い恋心を抱き始めた哲夫と舞子。退院後も毎日会いに来ると約束した哲夫は、その言葉通り舞子の入院している病院に退院後も通うようになる。一方、哲夫に思いを寄せる幼馴染のユカはそんな2人の関係をよく思っておらず、ひどい言葉で舞子を深く傷つけてしまう。落ち込む舞子だったが背中を押してくれたのは、2人の交際に反対していた舞子の母・喜代美だった。そんな中、誕生日に外出を許された舞子は哲夫に行きたい場所があることを告げる。舞子を喜ばせようと息巻く哲夫だが、徐々に舞子に病魔の影が迫っており…。
2015年/日本/94分
監督:神村友征
脚本:神村友征
キャスト:葉山奨之、荒川ちか、古畑星夏、木乃江祐希、影山樹生弥、五十嵐健人、柾木玲弥、大串有希、小菅雅乃、松本若菜、大口兼悟、永倉大輔、菊池麻衣子