マインザットバード 夢をのせて駆け抜けた馬

ストーリー／あらすじ

調教師のチップ（スキート・ウールリッチ）は厩舎の経営に行き詰まり、窮地に陥っていた。偶然再会した旧友のマーク（クリスチャン・ケイン）は今や立派な牧場の経営主になっており、チップは彼の牧場の調教師として雇ってもらう。同じ頃、カナダで好成績を収める２歳のサラブレッド、マインザットバードの売り込みを受けたマークは、チップを現地に向かわせる。体は小さいが気の強い差し馬“バード”に惚れ込んだチップの説得を受け、マークは購入を決める。しかし、その後のバードの成績はふるわず、マークと共同で馬主となったドク（ウィリアム・ディヴェイン）は、３レース負ければチップをクビにするよう言い渡す。ところがチップはバイク事故を起こし、しばらく松葉杖をつくことに。騎乗できないチップの代わりに、マークは優秀な乗り手であるアレックス（マデリン・ドゥイッチ）をサポートにつけるが、ドクはチップを見限りかけていた。
そんな時、カナダでの好成績のおかげでバードが国内レースの最高峰、ケンタッキーダービーに出走できることになる。チップたちは道中さまざまな苦労を乗り越え、バードと共に無事現地に到着。そして、ひょんなことから実力派の騎手、カルヴィン・ボレルの騎乗が決まる。
レース本番、ゲートを飛び出した駿馬たちを尻目に、バードははるか後方の最下位で走り始めた。しかし最後の直線、カルヴィンの手綱さばきでバードは全頭をごぼう抜き。17番人気、単勝51倍の穴馬が奇跡を起こし、伝説のレースとして歴史に名を刻んだ。

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