【第6話】
清沢晴樹(高橋一生)が一木くるみ(剛力彩芽)に続き、ふたり目の“官邸料理人”に任命される。阿藤一郎(小日向文世)と古賀征二(滝藤賢一)の思惑が見えないくるみは戸惑いを隠せずにいた。
ある日くるみは、古書店の本に挟まっていた旧札の一万円札をきっかけに吉田昭子(藤田弓子)という女性と出会う。昭子の自宅で手料理をごちそうになったくるみは、その本の内容も相まって、彼女の過去に興味を示す。
低迷する支持率を打破するため、現内閣総理大臣・阿藤一郎と総理大臣秘書官・古賀征二が決断したのは、総理任命の『官邸料理人』の復活。大宰相と呼ばれた吉田茂総理の時代以来、約70年ぶりにそのポジションに見合う人物を選定することとなったのです。
ある出来事をきっかけに料亭で仲居として働く一木くるみと出会い、彼女に料理人としての天賦の才を見出した古賀は、くるみに阿藤総理の料理番として官邸に入るよう打診。逡巡の末に承諾し、“総理大臣の料理番”となったくるみは、魑魅魍魎が跋扈する総理大臣官邸で、国家レベルのゲストたちに料理を振る舞っていくこととなります。しかし、料理人の世界、ましてや古くからの慣習に染まった官邸は男ばかりの社会――。くるみに敵対心むき出しで接してくる官邸食堂の料理長や、その部下たちとのプライドをかけたぶつかり合いを繰り返す中で、阿藤総理の政策、日本の政治・外交に貢献していくこととなるのです!
キャスト:剛力彩芽、滝藤賢一、高橋一生、新川優愛、内藤理沙、松尾幸実、片桐仁、三宅弘城、小日向文世
脚本:菱田シンヤ
原作:『グ・ラ・メ!〜大宰相の料理人〜』作・西村ミツル/画・大崎充(新潮社)
音楽:富貴晴美
ゼネラルプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)、浅井千瑞(MMJ)、神通勉(MMJ)
演出:常廣丈太(テレビ朝日)、落合正幸、小松隆志
制作:テレビ朝日、MMJ