【第六話 廃墟】
中学生の三ノ宮忍(中野郁海)と岸本舞(小栗有以)はいとこ同士。舞の両親とBBQに出かけたのだが、帰り道に車がエンストしてしまう。山の中で携帯の電波もなく、電話を借りるために民家を探すことに。しばらく歩いて見つけたのは、何かの施設。古びてはいるが、電気も通っており人の気配もするため、4人は手分けして電話を探すことになる。
忍と舞は二人で建物の中を歩き回り、薬品庫のような部屋を見つける。探検をしているようで状況を楽しんでいた2人だったが、部屋の中で古びた包帯を発見。忍は「廃墟に置き去りにされた包帯女」の都市伝説を思いだし、舞を怖がらせるために話して聞かせる。忍の話によれば、包帯女は、元は普通の少女だったという。しかし、母親に廃墟に置き去りにされ、誰とも話をせず、鏡に映る自分とだけ、話をし続けていたせいで徐々に顔が歪み、すさまじい形相に。そのため、顔に包帯を巻いて、ひっそりと廃墟で人々を待ち構えているという。怖がる舞に、「半分は作り話だから」と笑う忍。
一方、いつまで経っても戻ってこない二人を心配した舞の両親は、部屋を一つ一つ見て回ることに。廃棄された机や椅子が並ぶ部屋を覗いていくと、ある部屋の真ん中には布をかぶせられた姿見があり…。
AKBグループから選抜された11人のヒロインによる、日常と地続きの世界にある「私の身にも起こるかもしれない」理不尽な恐怖体験を描いた、映画『劇場霊』から生まれたスピンオフホラー!
キャスト:中野郁海、小栗有以、八木さおり、吉家章人、小市慢太郎
監督:三宅隆太
脚本:加藤淳也、三宅隆太
企画:秋元康