【第八話 回帰】
何もない部屋で目を覚ました女子高生・和泉繭(向井地美音)。そこは何かの施設のようだが、その光景に見覚えはなく、自分がなぜここにいるかもわからない。そして、何か大切なことを忘れているようだが、それも思い出すことができなかった。
記憶が戻らないまま施設の中をふらふらと歩きまわっていると、突如爆発音とともにサイレンが聞こえ始める。すると、慌てる繭の脳裏に一緒にいたはずの妹・さくら(大庭愛未)の存在が蘇ってきた。さくらを探し、施設中を探す繭。やっとさくらを見つけ出し外に出ようとするが、いつの間にか二人は無数の黒い人影に取り囲まれていた。もはやこれまで…と思った瞬間。
ふと気づくと、先ほどと同じ部屋で目覚めた繭。何が起きているか分からないが、慌ててさくらと合流し、先ほどとは違うルートで脱出を試みる。しかし、外に通じる扉は空かず、再び黒い人影に取り囲まれてしまう。
そしてまた、同じ部屋で目覚める繭。いったい何が起きているのか、ここはどこなのか。何度試してもさくらを救うことができず、繭は…。
AKBグループから選抜された11人のヒロインによる、日常と地続きの世界にある「私の身にも起こるかもしれない」理不尽な恐怖体験を描いた、映画『劇場霊』から生まれたスピンオフホラー!
キャスト:向井地美音、森田想、大庭愛未、水澤紳吾、小市慢太郎
監督:三宅隆太
脚本:加藤淳也、三宅隆太
企画:秋元康