【第十話 永遠】
ホームヘルパーの秋山由梨(木﨑ゆりあ)は、新しく担当することになった家を訪れる。その家には、年老いて家事がままならなくなったハツ(大方斐紗子)と、幼い男の子・翔太(高村佳偉人)が二人で暮らしていた。
いつも明るく、てきぱきと家事をこなす由梨はすぐに二人に気に入られ、翔太には初日から「泊まっていってほしい」とあまえられるほどだった。自分を受け入れてくれる二人に温かさを感じ、帰宅する由梨。
一方、同棲中の彼氏・和也(落合モトキ)はゲームに夢中で由梨には冷たく、和也に嫉妬してほしい由梨が「翔太君に泊まっていけって言われちゃった」と言っても、まったく気にしていない様子。挙句の果てには汗をかいたままで触るなと怒られてしまう。
翌日、なんのためらいもなく抱きついてくる翔太に癒される由梨。家事を一通り終え、翔太の話し相手になってやる由梨。翔太によれば、父親はずっと前になくなったという。由梨が母親について尋ねると、翔太は無言で由梨のことを指さすのだった。
不思議に思いながらも、翔太とハツとの会話を楽しむ由梨。しかし突然強い眠気に襲われ、ハツの家で眠りこんでしまう…。
AKBグループから選抜された11人のヒロインによる、日常と地続きの世界にある「私の身にも起こるかもしれない」理不尽な恐怖体験を描いた、映画『劇場霊』から生まれたスピンオフホラー!
キャスト:木﨑ゆりあ、高村佳偉人、大方斐紗子、落合モトキ、小市慢太郎
監督:中田秀夫
脚本:加藤淳也、三宅隆太
企画:秋元康