【第5話 時をかける寅雄】
ミュージシャンを目指す車田寅雄(マキタスポーツ)は、家賃を払うことができずにアパートを追い出されてしまった。憧れのアパート管理人・京子(藤澤恵麻)に再会するために夢を追い続けるが、なかなかうまく行かず、ついにホームレスになってしまう。そんなある時、寅雄はガレージの近くで自分にそっくりの人間が歩いているのを目撃する。不審に思って後を追うと、その男は寅雄が以前住んでいたアパートへ入って行った。彼は、追い出される前の寅雄だったのだ。まさか、俺はタイムスリップしてしまったのだろうか…? その日から寅雄は、見知らぬ男たちに喧嘩を売られたり、警察から万引きの疑いをかけられたりと、身に覚えのない事件に次々と巻き込まれていく…。
BSスカパー!オリジナルドラマ第2作目は、大迫力パニックドラマ!! パニックもの特有の緊迫したシーンや迫力あるシーンを織り交ぜながら、笑いあり、涙あり、人情ありの全く新しいパニック連続ドラマ! 地上波ドラマではなかなか見ることができない、大スケールのCGが物語に彩りを添える!
主人公は冴えない中年の車田寅雄43歳独身。寅雄は毎回職を転々とし、その職場、あるいは職へ向かう道中でパニック的局面(止まらないバス、未確認生物、テロリストなど)に遭遇する。そこで毎回多種多様なマドンナ(女子大生からOL、未亡人など)と出会うが…。モテたい一心で極限状態のなかでもマドンナを救おうと奮闘する。果たして寅雄にバラ色の未来は訪れるのか!?
豪華監督陣には2012年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて史上初の4冠を受賞した『くそガキの告白』の鈴木太一監督、『KGカラテガール』などアクション作品に定評のある木村好克監督、『蟹工船』や『うさぎドロップ』の他、海外からの評価も高いSABU監督、人気劇団「ヨーロッパ企画」にて俳優として活躍する傍ら、インディペンデント映画で監督を務め、賞を獲得するなど監督としての才能も発揮している永野宗典監督、計4名の監督を迎え、それぞれの持ち味を生かした“PANIC”を描く!!
キャスト:マキタスポーツ、藤井美菜、武田梨奈、逢沢りな、河井青葉、藤澤恵麻、入山法子、橘美緒、瀬戸さおり、霧島れいか
監督・脚本:鈴木太一「高速バス大爆破」「大銭湯」「地獄のブース」「東京大パニック」、SABU「霧の中の二人」「ラ・ムー」、永野宗典「時をかける寅雄」「脱俺」
監督:木村好克「ヤツらはいる!」「沈黙のコック」
脚本:ますもとたくや「ヤツらはいる!」「沈黙のコック」
音楽:原田智英『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』ほか
主題歌:Fly or Die「あいしてみやがれ」