暁のローマ−「ジュリアス・シーザー」より−（06年月組・宝塚）

シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を原作にした、ロック・ミュージカル。君主制か、民主制か。強い男か、誠実な男なのか。有名なカエサルの台詞、「ブルータス、おまえもか」を巡る男と女の世界史が、ポップなロック・チューンに乗せて甦ります。古代ローマ。遠征と内戦を勝ち抜き、ローマに凱旋したカエサル（轟悠）に、副将アントニウス（霧矢大夢）が王冠を捧げようとする。かつて王政を廃し共和制を勝ち取った歴史を持つローマ市民はその光景に凍り付く。カエサルは王冠をはねつけるが、ブルータス（瀬奈じゅん）は彼が王位を得たいのではと疑う。ブルータスの友人カシウス（大空祐飛）たちはカエサル暗殺を決意し、ブルータスに参加を促す。ブルータスの妻ポルキア（彩乃かなみ）は揺れ動く夫を見守るのだった。そして運命の日がやってきた…。

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