愛しあい、憎しみあい、拒絶しあい、求めあう。赦されぬ二人の宿命の出会いと禁断の愛。
【あらすじ】
死んだ母親の面影を求め街を彷徨う身毒丸。父親は、彼と母を売る店に連れ立ち、撫子(なでしこ)という女を買い求める。
家という容れ物の中で成立する「家族」。お互いがいい夫、いい妻、いい母、いい子を演じる。
しかし抵抗を感じ、身毒丸は撫子を認めず、一方の撫子は母親の置物として家に買われてきただけなのだ、と嘆く。
そんな時、撫子の目には身毒丸の若い裸体が目に入る。
2012年
監督:蜷川幸雄
キャスト:大竹しのぶ、矢野聖人