「これより、被告人サトウカズマの裁判を執り行います」
機動要塞デストロイヤーを撃破し、アクセルの街を守ったカズマたちは一躍街の英雄に!!……のはずが、爆発寸前のコロナタイトは運悪く領主の館へ転送され、館を爆破してしまっていた。領主の命を狙ったと誤解され、カズマは国家転覆罪の容疑者に。最初は擁護していた冒険者たちも、とばっちりを恐れて目を逸らし、アクアとめぐみんに至ってはカズマに罪をなすりつけるという始末。
「どいつもこいつも覚えてろよおぉぉ!!」
血を吐くような叫びを残し、哀れカズマは逮捕されてしまう。国家転覆罪は最悪、死刑! カズマの命は風前の灯火!!