ある村に到着した一行に声をかけてくる女妖怪・睡歌。三蔵たちは一瞬警戒するが悪い 気配も感じないため、一行は睡歌の館に泊めてもらうことにする。その晩、三蔵たちは 睡歌の歌声を耳にし、それぞれつらい過去を思い出し苦しむが、そんな彼らに睡歌は優しく囁く。「大丈夫、ゆっくり眠りなさい…」声を聞いた一行は安らかな眠りにつく。ただひとり、悟空を除いて…。翌朝、村を出発した一行の前に李厘たちが経文を狙ってやってくる。「経文? こんなもん欲しけりゃもってけ」三蔵はそう言って経文を投げ、村に戻るといって引き返してしまう。 あっけに取られた悟空は八百鼡から「記憶を抜く妖怪」の話を聞く。