いくら拒絶しようとも、涼しい顔で近づいてくるヘイゼルに悟空たちの苛立ちは募る一方。そこへ何も知らない李厘がいつものようにやってくる。悟空たちは李厘の危険を考え何とか遠ざけようとするが、なぜかヘイゼルは彼女を可愛がる。夜、ヘイゼルと同じ宿屋に泊まることになった悟空たちは苛立ちもいよいよ頂点へ。そんな空気を気にすることなくヘイゼルは、中庭で一服している三蔵に近づく。立ち去ろうとする三蔵。しかしヘイゼルは強引に話を始める。「ウチのマスターはモンスターに殺されたんですわ。こんな…きれいな月夜でしたわ」思わず立ち止まってしまう三蔵。そして、その会話を窓越しで聞いていた3人は…。