「なぜガトだけが他の死体と違って何度でも蘇るのか?」仲間と別れた三蔵は妖怪に襲われ、ケガをしたところをヘイゼルたちから手当を受ける。洞窟で2人きりになった時、三蔵はその訳を聞くことになる。遙か昔、天竺よりさらに西の大草原で暮らしていたガトの一族は、手製の武器で獲物を狩り、生きるために必要な糧だけを日々得ていた。ある日そこへ侵略者たちがやってくる。ガトは戦うが、彼らの持ち込んだ銃器に敗れ、やられてしまう。訪れる死を感じた瞬間、ガトに語りかける者がいた。「怒れる者よ、おまえに力を与えよう」その直後、ガトの体はまばゆい光に包まれて…。