主人公は、東京の公立小学校に通う7歳から12歳の子どもたち。 かれらの大好きな図工室と宝物室はマジカルワンダーランド。大人には役に立たない、ものと時間があふれている。 そのうえ図工専科のウチノ先生は、「失敗しても良いからやってみろ」「『先生いいですか?』はダメね。いいかどうかは自分で決める!」なのだ。 立ちどまって悩んでいい。人と同じでなくていい。考える喜び、つくる楽しさ、心弾む人生のひとこまがここにはある。 大ヒットとなった野中監督の初作品『こどもの時間』につづく、子どもの時間シリーズ第二弾である本作は、思春期に近づいていく繊細な子どもたちの輝きが、愛情深く紡がれている。
2004年/日本/100分
監督:野中真理子