サラリーマンのじゅんが仕事を終えて帰宅すると、玄関で妻のちえが口から血を流して倒れていた!
動転するじゅんだが、「ククク……」と笑うちえの傍らにはケチャップ。
ちえは死んだふりをしていたのだ。
それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。
ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…
次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。
最初は呆れるだけのじゅんだったが、
何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。
寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。
ちえの謎の行動には、“秘密”があった。
2018年/日本/116分
監督:李闘士男
脚本:坪田文
キャスト:榮倉奈々、安田顕、大谷亮平、野々すみ花