雨の夜、ユリとケンは車に見知らぬ娘を乗せた。しかし、その娘の気味悪い言動に頭に来た二人は、娘を車から突き落とした。娘は死んだ。うろたえるケンだが、ユリは冷静に事態を処理する。その死体を隠匿した後、少しでも恐怖から逃れようと抱き合った。異常な興奮が二人を燃え上がらせた。
ユリとケンはその後も何度かセックスを重ねるが、何かもの足りない。あの夜の興奮と快楽…。
恐怖から湧きあがった異常な興奮が忘れられないのだ。
「ひとり殺すも、もっと殺すのも同じ…」
ユリはひるむケンを挑発し、今度は美少女を狙った。今は使われていないボーリング場に少女を連れ込み、ケンのナイフが一閃する…。
その瞬間ユリの体に火がつきケンに夢中で抱きついた。
「今度は誰にする?」
もう止められない。次は作家夫人を外国人墓地で二人のセックスの犠牲者にした…。