霞大路家を巡る動乱は全て天貝繍助が仕掛けたものだった。天貝は元柳斎に殺された父の仇を取るために護廷十三隊に入り、永い年月をかけて元柳斎暗殺の機会を狙っていたのだ。一番隊舎に駆けつけた一護は、天貝の獏爻刀の力で斬魄刀『流刀若火(りゅうじん じゃっか)』の力を無効化された元柳斎に代わって天貝に戦いを挑む。天貝の卍解『雷火・業炎殻(らいか・ごうえんかく)』の炎の斬撃の前に苦戦する一護。天貝の獏爻刀は、一護の斬魄刀『斬月(ざんげつ)』にも作用してその力を封じていたのだ。しかし力を制限されているはずの一護のスピードが徐々に上がり始め、次第に天貝の攻撃を押し返し始める。