ルリア奪還を目論む帝国少将フュリアスの襲撃を受け、追い詰められたグラン達。
彼らの逃亡を助けたのは、操舵士の男・ラカムだった。
一行は島から旅立つため、ラカムを操舵士として迎え入れたいと提案するも断られてしまう。
彼は幼い頃に魅せられた、古びた騎空艇・グランサイファーでなければ飛びたくないと語る。
数年前にラカムが空を飛ぶことを止めてしまった原因――。
それはかつて、自らが丹精を込めて修理したグランサイファーで墜落を経験した過去にあった。
墜落以来、どこにも故障箇所がないにも関わらず、グランサイファーはピクリとも動かない。
ラカムはグラン達に協力したいが、他の騎空艇で旅立つことはできないのだという。