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会長の座を守りたいという私欲のためにドッペが会社の発展を妨害した――それはドユンにとって、受け入れがたいことだった。会社が大変な事態に陥っていることを心配する母に対し、彼は“あの人の息子だということが耐えられない”と口にする。一方、酒瓶に激しく怯えて逃げ出し、小さな体を震わせて涙を流すガオンの様子を見て、ハジンは虐待の可能性を疑った。そこで、ジョンウにガオンの父親のことを尋ねてみると…。
会社の倒産とともに父が亡くなり、つらい毎日を送っているハジン(ミョン・セビン)の唯一の幸せは、ドユン(キム・スンス)の存在だった。食品会社に入社したドユンと、レシピの開発者として努力するハジンは、目が回るほど忙しい毎日を送っていたが、二人はハジンが作ったお弁当を持って公園に行き、一緒に時間を過ごすだけで幸せだった。しかし二人が幸せの絶頂にいた時、ドユンの父ドクベに、ミンヒ(ワン・ビンナ)の母ヨンスクがドユンとミンヒの結婚を提案する。さらには、敵対しているチェ一家のジョンウ(パク・ジョンチョル)の子どもを妊娠したミンヒがドユンに必死にすがり付き、ハジンにはドユンと別れることを要求。ドユンはハジンとハジンとの子どもを守るため、父ドクベに絶縁を決意し、相続放棄を宣言するため、ハジンのもとを訪れるが、ミンヒの脅迫にあったハジンは、今まで別の財閥の男と付き合ってきたと嘘をつく…。ハジンに裏切られたと思い絶望するドユンにミンヒがプロポーズし、ドユンはその提案を受け入れ結婚する。8年後、会社の代表取締役に就任後すぐにハジンを探すドユン。ミンヒの妨害を何とか回避して、ハジンとドユンは8年ぶりに再会する。しかし、記憶喪失になったハジンはドユンとミンヒを思い出せず…。
2016年/韓国/KBS/全104話/日本語字幕版
監督:ユン・チャンボム 脚本:パク・ピルジュ
キャスト:ミョン・セビン、キム・スンス、ワン・ビンナ、パク・ジョンチョル