未だに熱狂的なファンを持つ「ザ・ワールド・イズ・マイン」や、ドラマ化された「宮本から君へ」で再び脚光を浴びる、生ける伝説・新井英樹の傑作漫画が史上初めて映画化される。監督は、原作「愛しのアイリーン」を“最も影響を受けた漫画”と公言する吉田恵輔。『ヒメアノ〜ル』で日本を震撼させた吉田演出の集大成がここにある。主演は稀代のカメレオン俳優・安田顕。伝説的な漫画の主人公を全身全霊を注いで怪演した。究極の個性派トリオが渾身の”愛”を込めて放つ、魂揺さぶる黙示録がここに誕生! また、共演陣にも実力派俳優が結集した。岩男の母にして強烈な愛憎でアイリーンを追い詰める姑・ツル役を名優 木野花が恐るべき迫力で演じる。深遠なるヤクザ・塩崎役には伊勢谷友介。謎めいた存在感で映画にサスペンスフルな重圧を与える。そして、本作のヒロインであるアイリーン役にはフィリピンオーディションで吉田監督により見出された新星ナッツ・シトイ。さらには、本作のために書き下ろされた主題歌「水面の輪舞曲」を歌唱する奇妙礼太郎が、ラストの情感を美しく、切なく包み込む。
2018年/日本/137分 R-15
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔
キャスト:安田顕、ナッツ・シトイ、河井青葉、ディオンヌ・モンサント、福士誠治