クルスはサンフランシスコで朗読会や講師などで生計を立てて暮らす、サンタフェ出身の詩人。彼の言葉は文学的で、生徒や同僚からも一目置かれていた。美しい画家の恋人と過ごすプライベートも充実し、豊かではないが満足のいく生活を送っていた。ところがある日、弟の妻から電話がかかり、実父が随分前からすい臓がんを患っていたことを聞く。動揺したクルスは仕事を整理し、残された時間を父と過ごすべく、3ぶりに故郷へと戻った。しかし、故郷を捨てたように出て行ったクルスを歓迎するわけでもない父、批判的な弟、寄ってくる酒と麻薬と暴力に身を置く昔の知人たちと、クルスはすぐに帰郷を後悔するのだが、父の体調は悪化の一途を辿り…。
2007年/アメリカ/117分/日本語字幕版
監督:ヴィクター・ヌネッツ
脚本:ウィリアム・T・コンウェイ、ジョー・レイ・サンドーヴァル
キャスト:クノ・ベッカー、ルーベン・ブラデス、ミゲル・サンドヴァル、パーシア・ホワイト、アントニオ・エライアス