写真家として名声を手にしてきた老年の芸術家アンドレイ。個展は表向きには大成功に終わるも、芸術へのパッションが確実に失われていくことに自信を失っていた。個展会場を訪れていた美しい女性を見かけ、気に留めていたアンドレイは、偶然彼女をカフェで見つけ声をかけた。すると、彼女は耳が聞こえず、口も利けないろうあ者であることがわかった。言葉を必要としない芸術の世界において、そんな彼女の不完全性に究極の美を見出したアンドレイは、そのマリーナという女性をモデルに迎えることに。アンドレイの屋敷のスタジオに招かれたマリーナ。被写体として完璧な美しさを備え、アンドレイに芸術的な刺激を与えるマリーナに対してアンドレイの要求はどんどん異常性を増してくる。顔に直接ペイントしたり、屋外で全裸を強要したり・・・さらに、寝ている間に裸体を撮影されたり、入浴中を隠し撮りされたりしているうちにマリーナはこの屋敷から出られない状態に陥っていった・・・。