仲睦まじいカップルのマルテとリヴはバカンスに訪れた海辺のコテージで、突如無軌道な若者たちに襲われる。リヴはマルテの目の前で強姦され、2人は心に深い傷を負う。それから2年が経ち、2人は強い絆で事件の記憶を乗り越えようとしていた。しかしそんなある日、マルテは街で主犯の少年ザシャを見かけ、反射的に彼の跡をつける。事件など何もなかったかのように恋人と寄り添い、ごく普通に平穏な生活を送るザシャを見て激しい怒りと復讐心を募らせるマルテ。一方リヴは、復讐よりも前に進むことを願い、マルテを諭すのだが…。2人が導き出す答えは、復讐か、忘却か、それとも…。