1962年。ニュージャージーで建設業をしていたベン・アロノフは、失業して全てを失いフロリダで一から出直すことになる。マイアミの海でボートレースに魅せられたベンは、ボート製造の会社を立ち上げ、自らもレースに出場するようになる。ベンはレースで次々と勝利を収め、事業も急成長していく。しかし、あらゆる望むものを手に入れていくベンに障害が立ちはだかる。犯罪組織のボスであるランスキーが、ベンの成功を嗅ぎ付けビジネスに関わろうとして来たのだ。そして、レースの経費が膨れ上がり、会社の経営も次第に傾いていく。ベンは、再起を図るため、二度と戻れない危険な道と知りながらランスキーの元を訪れるが―。