ガブリエルと夫のパーカーは結婚20周年を記念し夫婦水入らず、カヤックを楽しむためキャンプへと出かけた。選手だったガブリエルの影響もあり、数年前からカヤックを始めたパーカーも、今や妻顔負けの腕前。ところが急流を下りきれず、カヤックだけが流れ着く。捜索隊の懸命な捜索にもかかわらずパーカーの遺体は見つからないまま、ガブリエルはその死を受け入れられずにいた。2カ月後、ようやく仕事に復帰した彼女のもとへ、保険仲立人から連絡が入る。聞けば3カ月前、パーカーは生命保険の追加契約をしていたというのだ。しかも受取人はガブリエル一人になっていた。そんな折、出張先のサンフランシスコでガブリエルはパーカーを見かけるのだが…。