後藤晴彦(山本裕典)は、捜査一課刑事として優秀だが母を過去に「孤独死」で亡くしていた。後輩刑事の東條剛(寺西優真)は、次期都知事選に立つ母を持ち署内で特別に扱われていた。ある日、2人は女性の孤独死現場を担当するが、その女性は以前、東條家で秘書だった人物で剛は驚愕する。遺留品のスマホから通話記録を調べると、元政治家で評論家の榊原仁徳(風見しんご)の名前があった。2人が榊原に接触すると、特別捜査官・安藤彩(ギュリ)の監視下にあることがわかる。榊原は、乱暴にAI化を進める政策には批判的な立場を示し、一部の権力者からは疎まれていた。そして、様々な秘密を握る元秘書の死が殺人だと疑われ始め、真相を追究しようと奔走する剛は、何者かに刺されて殉職する。後藤は殉職した剛の元を訪ねると、そこで衝撃的な光景を目にするー。