盲目の男ベンは、事故で往生した救急車の中で目が覚める。さらに手錠がはめられており、自分がなぜこんな状況に陥っているのか全く記憶がない。なんとか車の外に出て助けを呼ぶが、周りに人の気配が全くない。一旦車に戻り、手探りで無線を探し出しSOSを発信するが、こちらも全く応答がなかった。ベンは仕方なく車を出て歩き始めるが、何者かに追われている感覚がする。その気配は、人間のようだが人間ではない何か。なんとか廃屋の中に逃げ込むが、そこにも狂気の気配が充満していた。瀕死のベンを助けたのは、無線を聞いて駆け付けた女性警官のマーラ。ベンはマーラの登場に安堵するが、彼女は出産間近の妊婦だった―。