見た目は人間にしか見えないオットー。だが、その実態はネザービーストと呼ばれる吸血鬼で現在108歳だ。彼が勤めるバーム・テック社の社員は、皆ネザービーストだった。人間とは違う心臓を持つ彼らは、事故的な死の直前に人間の血と肉を食べることで生き延び、さらには希少な鉱石ネザーストーンによって命が保たれている。バーム・テック社はそんなネザーストーンを厳重に保管していたのだ。だが、外部から“人間の”コンサルタントを呼び入れるなど、おかしな行動をとり始めたことから、オットーは思いも寄らぬ事態に巻き込まれていく。