1990年代、日本の音楽業界を空前の「バンドブーム」が吹き荒れていた。たくさんのバンドがデビューしては、次々に消えて行く。そんなバンドブームの渦中に、LANDS(ランズ)というバンドを組む若者たちがいた。アサコとミハルは都内の高校に通う普通の女子高生。親の不祥事もありミハルが高校をやめることになった日に、アサコはLANDSのCDをもらう。天才的な音楽センスを持つユキヤに惹かれLANDSのファンになったアサコ。ミハルとともに行ったライブで2人はLANDSの楽屋に忍び込む。そこで、アサコはボーカルのナツ、リュージ、ケンジたちと出会う。アサコのことを気に入ったナツは、アサコを連れてLANDSの練習スタジオへ。そこには音楽に全てを注ぎ込むユキヤやアルミらの姿があった。そしてアサコはマネージャーとしてLANDSに深く関わっていく――。