浅草の老舗料理屋「川きん」。そこの下働き、ヒデオ、工作、風太は、板前の長吉にいつもイビられている。 味音痴だが板前頭の長吉に仕返しを試みるが、危険を感じた3人は、「川きん」の主人・金太郎の道楽息子・忠次のところに逃げ込む。 だが、「川きん」乗っ取りを企む忠次の親分・井戸熊の口車に乗り、忠次と一緒に「川きん」に戻ることに。一方、金太郎は、ひょんなことから、かつて店の女中に子供を産ませた時、助けてくれた当時の板前頭の平作の店を知る。 長吉に業を煮やした金太郎は、長吉に数日の休みを与え、その間に、平作を板前頭に戻そうと腹を決める。 かたや長吉は、これはチャンスと憎っくきヒデオたち4人を騙して海へ連れて行き、船で沖に出て海の中に突き飛ばしてしまう。 店に帰ってきた長吉だが、平作が板前頭として働く姿を見て立場をなくす。 さらに、そこに死んだはずの4人がずぶ濡れ幽霊として長吉の前に現れた。。。