人間の記憶について研究するロベルト。彼は27歳の時に発表した最初の論文「創造性と記憶」が認められボストンへ。数年後、元同僚と再び研究を進めるため、かつての学校に戻ってきた。ある日、学校での講義の後、昔の恋人シルビアと、彼女と同棲中でライバルのホセにばったり再会したロベルト。彼は過去に、自分の論文を知らない間に共著作にされた恨みもあり、ホセに心を開けないでいた。恋人がいながら次第にシルビアへの思いも募る中、やがてロベルトは、かつて自分を有名にした理論にもつまずき、自分の記憶自体が事実ではなかったのではないかと気づいてしまう。