【#1】
会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)を頂点とし、絶対的権力で私立百花王学園を牛耳る生徒会は、ひとりの転入生の存在に揺れていた。彼女の名は蛇喰夢子(浜辺美波)。転入早々、ギャンブルで生徒会役員を次々と撃破、学園の勢力図を塗り替えようとしていた。危機を感じた生徒会は夢子を排除する策を講じなければならなかった。会計・豆生田楓(中川大志)は、ある役員を夢子への次の刺客に指名する。彼女の名は夢見弖ユメミ(松村沙友理)。生徒会広報にしてアイドルとして活動する学園の人気者だ。全国ツアーから帰ってきたユメミに沸く男子生徒たち。その中には鈴井涼太(高杉真宙)の姿も。そして、ユメミの特別ライブ開催当日、鈴井と早乙女芽亜里(森川葵)のもとに、かつて夢子に敗北し、今では夢子に取り入ろうとしている元生徒会役員の皇伊月(松田るか)が、ファンクラブ以外入手困難なチケットを持ってやってくる。チケットは夢子に頼まれたのだという。だが、会場には当の夢子の姿はなかった。熱狂のライブが終盤に差し掛かった頃、ユメミがひとりの少女をステージに呼び込む。なんと、そこには夢子の姿がー。
この伝統ある名門校で生徒の階級を決めるのは“ギャンブルの強さ”。
勝者には地位と名誉が与えられ、敗者は財産も尊厳も奪われる。
この学園に、一人の少女が転校してくる。彼女の名は蛇喰夢子。
一見するとお淑やかなこの美少女は、いかなるリスクもいとわない常軌を逸したギャンブル狂だった。
学園を支配する桃喰綺羅莉率いる生徒会は、夢子を危険な存在と判断し、百戦練磨の刺客たちを送りこむ。
壮絶な駆け引きと騙し合いを制したものだけが勝てる、究極の己を賭けた心理バトルが、さらに加速する―!
キャスト:浜辺美波、高杉真宙、森川葵、松村沙友理、中川大志
脚本:高野水登、英勉
監督:英勉,茂木克仁,深迫康之
原作:河本ほむら・尚村透(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)