【#2】
2002年、翔太25歳。渋谷で上司の林(39)と同期の小島(25)と女性数人とボウリングをしていた。決してうまくない林。翔太はさらにヘタで1ピンを倒すのが精いっぱい。林は女性と先に帰り、翔太と小島も帰ろうとした時、最後に翔太が投げた一投はさっきとはうってかわって見事なストライク。すると隣のレーンから里香(26)が拍手をしている。
池尻に住む翔太の家に一緒に帰り、一夜を過ごす2人。それがきっかけで恋人同士になる。しかし翔太は相変わらず林と合コンするなど、遊びも忘れていない。ある夜、合コンの帰り、知り合った女性と一緒に帰る翔太の目の前に、別の男と仲良く歩く里香が現れた。お互い無視してすれ違い、その翌日、何もなかったように会う2人…。
その後、2年経って、里香がある日突然「母親が東京に来ている」と言われ、レストランでランチをごちそうすることに。里香の母親の和子(50)を紹介される翔太。その食事会のあと「ゆくゆくは」と言われた翔太は「俺たちはそういうのじゃない」と冷たく里香をあしらう。あの夜のことは「無かったことにはしていない」と言って。
「女なんて、どうせ金を持っている男が好きなんだろう。そう、思っていました。」 そんな風に思うようになったのは、いつからだっただろう。これは、大学入学とともに上京した翔太(現在・44歳)の半生を振り返るお話。東京を舞台に、金と仕事と女に奮闘しながら年齢を重ね上り詰めていった或る東京男子の、リアルな回想録である。
キャスト:竹財輝之助、市川由衣、落合モトキ、水間ロン、牧田哲也、花影香音、愛加あゆ、鎌滝えり、早織、田中シェン、瀧川英次、森岡龍、山中崇
原作:東京カレンダー 「東京男子図鑑」(東京カレンダーWEBにて連載中)
監督:松本佳奈( 「デザイナー 渋井直人の休日」 )
脚本:秋山竜平(「流れ星」)
オープニング /エンディング曲:ちゃんみな「Call」/「アーカイブに保存した曲」(ワーナーミュージック・ジャパン)
プロデューサー:松本整(電通) / 張瞳(電通)張微?(bilibili) / 松村尚(カンテレ)大和田宇一(ワタナベエンターテイメント)
制作:カンテレ
制作協力:ワタナベエンターテインメント
製作著作:「東京男子図鑑」製作委員会